10月24日、昨年5月に陶芸家小孫哲太郎さんはエストニアの陶芸家Ingrid Allikさんとの出会いを得てエストニアを訪問し、南エストニアでの穴窯陶芸体験をセミナーお話しいただきました。エストニアを切り取ってきた写真をたくさん披露してくださいましたが、アーティストの目で見たエストニアの風景は、これまで見慣れた観光写真とは違った味のある写真ばかりで、とても興味深いセミナーでした。エストニアでの体験が小孫さんの今後の作品にインスパイアする旅であったら嬉しいなという感想を得ました。
小孫哲太郎さんFacebook
続いて11月14日の第6回セミナーは、バルト三国の経済とエネルギーでした。他2国と比べてコロナ、ウクライナ侵攻後の経済成長率の伸び悩みに苦しむエストニアの様子や、旧ソ連時代三国の港に向かっていた第一次産品の流通ルートが、独立、ウクライナ戦争を経てほぼ消滅した事実に代わり、北欧から、東欧、CIS諸国への物流の中継点である利点を活かしたポーランドから三国を通して欧州と結ぶ鉄道計画「Rail Baltica」の実施状況や黒海から中東欧13カ国を結んで物流・エネルギー・デジタルの3分野のインフラを整備する企画、「三海域イニシアティブ」の実情などをお話しいただきました。
毎年恒例のエストニアンクリスマス会は12月15日、これまでのエストニア料理体験+パーティの形を一新して新規会員開拓の意味も含めて、レストランを会場にしてシェフにエストニア料理を作っていただく形で開催しました。大使館の皆様をご招待とし、会員、その友人・知人、SNSから情報を得て参加された方々、40名の定員満員御礼の会となりました。
吉野会長挨拶、マルティンソン大使のHäid Jõule! (Merry Christmas!)の掛け声で会は始まり、法人会員(北欧旅行のフィンツアーさん、エストニアのはちみつを販売するラウダさん)と今回のエストニア国立男声合唱団を招聘する音楽事務所(テンポプリモさん)の3社によるプレゼンや30周年(2022年)にまとめた当協会の歴史ビデオ上映、さらに吉野会長と来客のKeio Soomeltさんのご指導でエストニア語でのクリスマスソング歌唱に挑戦しました。
当日の写真はこちらに格納されています。
1月15日、当協会会員である、桜美林大学大中真教授のゼミで、昨年任期を終えて帰国された松村之彦大使(丸紅株式会社副社長から大使へ・当協会新規会員にお迎えしました)の講演が行われ、在任中に感じられたエストニアの発展ぶりやコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻当日、その後の様子なを混え、ビジネスマンの目で見てこられたエストニアの魅力を語られました。講演後大中ゼミの学生さんたちも熱心に質問し、充実した講演でした。来年度の当協会文化セミナーでもお話しいただこうと企画しています。お楽しみに。
当協会のSNSはご存知でしょうか。
ホームページ ・ Facebook ・ X そしてインスタグラムがあります。
インスタグラムは担当してくださっていた方が退会されたため、昨年末一旦クローズしましたが、新年より一新して再開しました。
エストニア人の新入会員Alisaさんと映像ディレクターの川崎さんのコンビで日本語、エストニア語を駆使してエストニアの魅力を伝えていきます。
ぜひフォローしてお楽しみください。
吉野会長が、下記日程で講演会を行います。
JEFA会員も参加可能ですので、興味のある方は2月28日までユネスコ・アルムニ・クラブまでお申し込みください。
日時:2025年3月8日(土)14時~16時40分
演題:「我が国の北方領土問題解決についての一視点」――エストニアvsロシアの国境問題解決策から
講師:吉野忠彦氏
会場:上智大学(千代田区紀尾井町7-1)2号館13階法学部大会議室(2-1315号室)
参加費:資料代こみで1,000円
懇親会あり (お料理と飲み物で会費一人5,000円)
申し込み:ユネスコ・アルムニ・クラブ 事務局長 岡本恭尚様
Eメールアドレス:rsa35947@nifty.com
電話:090-8646-7500
詳しくは:ユネスコ・アルムニ・クラブホームページ
1月29日、Hanno Pevkur(ハンノ・ペフクル)エストニア国防大臣と中谷防衛大臣は日・エストニア防衛相会談を実施しました。
中谷大臣は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識を述べるとともに、両国が相互の地域における関与を強化することの重要性を強調し、二国間の防衛協力・交流についても議論が行われました。両大臣は、ハイレベルや実務者レベルでの交流や、サイバー分野における協力、防衛装備・技術協力、NATOを通じた協力等を含む、さらなる防衛協力・交流を推進していくことで一致しまし、両大臣は、日エストニア関係の一層の深化に向けて、引き続き緊密に連携することを確認したと、防衛省ホームページで発表されました。
エストニア国防省のホームページには、さらに詳しい訪問時の様子が示されています。
参照: エストニア国防省サイト
1月31日、タリンで開催されているフィギャースケート女子シングルで、エストニアのニーナ・ペトロギナ(Niina Petrõkina・20歳)がエストニア初の優勝を決めました。カリス大統領からお祝いの電話がかかったようです。ジワジワと力を付けてきているエストニアのフィギャースケートチーム、今後が楽しみですね。
詳しくは: ERRSportsNews