TAMM N0.8 1999.6


第8回日本・エストニア友好協会定時総会 1999.5.8







第8回の定時総会が4月24日恒例となっている「七人の小人」で開催された。

今回は昨年度発足した東京支部から吉野忠彦支部長はじめ12名の会員が来釧し総会に出席した。総勢58名の会員の出席者の中で総会と懇親会が開催された。

先ず中村会長からエストニア少年合唱団の公演会への会員の協力、並びにこの度の桜募金への協力に感謝するとともに東京支部から12名の会員が出席していただいたことへの感謝の言葉が述べられた。

総会は永田氏が議長を務められ、滞りなく進行し、最後に東京支部の吉野支部長より協議事項として当協会の名誉会員に高原須美子セリーグ会長を推薦したいとの提案があった。協議の結果満場一致で承認され、今年度より、これまでの名誉会員ANNE KIKUS,VENNOLAUL,に続き、高原須美子氏が名誉会員になった。

その後、当協会顧問の山田氏の乾杯により懇親会が盛大に行われた。

その中、東京支部会員と同行した現在タルトゥ大学で日本語を教えている、宮野さんから、タルトゥ大学の日本語講座へ協会から送られた辞書などのプレゼントに対するお礼があり、そして、タルトゥ大学の学生の描いた絵が協会にプレゼントされた。又、タルトゥ大学の学生との文通を希望する旨の説明があった。終始和やかなうちに懇親会は終了した。




高原 須美子さんのご紹介

高原 須美子
(たかはらすみこ)

1956年 一橋大学商学部卒
1956年 毎日新聞入社(1963年退社) 
     以後、経済・家計についての評論活動
1989年 民間女性初の国務大臣・第1次海部内閣経 
     済企画庁長官に就任(1990年退任)
1993年 女性初の日本体育協会会長就任(1995年退任)
1995年 民間女性初の特命全権大使に任命、駐フィンラン
     ド大使(バルト三国を含む)として現地に赴任
    (1998年退官)
1998年 女性初のセントラル・リーグ会長に就任
1999年 日本・エストニア友好協会名誉会員就任

 ●現在、エストニアからの留学生に温かい支援をいただい
  ている。

 主な著書 「男性経済論への挑戦」(東洋経済新報社)
 「女は三度老いを生きる」(海竜社)
 「エイジレスライフ」(有斐閣)            
 「いきなり大臣」(講談社)

定時総会資料
■平成10年度決算報告

監査報告
平成10年度収入、支出及び関係帳簿、並びに証拠書類を監査した結果、公正妥当、正確であり、業務運営状況は良好であることを認めました。

             平成11年4月28日   監事 佐藤美津子 高石 芳光


平成10年度事業報告
1998年
4 月 1日  東京支部発足                           東京
4 月24日  第7回定時総会                       七人の小人
5 月16日  札幌支部・HBCと音楽祭打ち合わせ                 札幌
6 月 5日  第1回理事会(エストニア音楽祭取り組みについて)      ホテル山水
6 月15日  TAMM No.5発刊
6 月27日  日本・エストニア友好協会事務局改装               事務局
7 月12日  東京支部総会(会長、田川副会長、岡田事務局出席)     国際文化会館
7 月17日  第1回エストニア少年合唱団実行委員会            ホテル山水
7 月25日  TAMM No.6発刊
9 月18日  第2回エストニア少年合唱団実行委員会            ホテル山水
10月17日  エストニア少年合唱団開催地区会議(釧路、札幌、帯広、鹿追)   帯広市
10月28日  第2回理事会(エストニア少年合唱団日程、旅行企画)     ホテル山水
11月20日  タルトゥ大学へ辞書、毛筆セットなどを発送
12月 4日  第3回エストニア少年合唱団実行委員会            ホテル山水
1999年 
1 月 4日  道庁表敬訪問(合唱団協力依頼)                  札幌
1 月11日  釧路地方青年団体新年交礼会             釧路プリンスホテル
1 月12日  第4回エストニア少年合唱団実行委員会            ホテル山水
2 月 1日  第5回エストニア少年合唱団実行委員会            ホテル山水
2 月 7日  エストニア少年合唱団、ANNE KIKKUS夫妻来日            東京
2 月 8日  エストニア少年合唱団 札幌公演                 KITARA
2 月 9日  エストニア少年合唱団 鹿追公演             鹿追町民ホール
2 月10日  エストニア少年合唱団 帯広公演             市民文化ホール
2 月11日  エストニア少年合唱団 釧路公演 歓迎会(プリンスホテル )市民文化会館
      (エストニア大使MARK SINISSO夫妻来釧)
2 月12日  阿寒湖畔観光打ち上げ                 ニュー阿寒ホテル
2 月14日  エストニア少年合唱団 東京公演              イイノホール
2 月15日     "        "                    品川教会
2 月17日  エストニア少年合唱団 帰国
2 月24日  エストニア独立81周年記念祝賀会(岡田洋一・シーリエ出席)ホテルオークラ
2 月26日  釧路ふるさと会議(佐藤監事、伊東理事、名取札幌支部事務局長出席) 札幌
2 月28日  Leigarid来釧(ディナーショー、実行委員会解散式)   釧路プリンスホテル
3 月15日  タルツゥ大学へカレンダー発送
3 月19日  第3回理事会(エストニア音楽祭報告、訪問の旅、桜進行報告) ホテル山水
4 月 7日  TAMM No.7発行
4 月21日  エストニアへ桜の苗木200本発送 

     ■会員現況■
   ●総会員数  234名
    法人会員  15社 
    個人会員  219名

    札幌支部  26名
    東京支部  30名

平成11年度事業計画案
 @ 年会費納入の円滑化を図る.
 A 会員(個人会員、法人会員、特別会員)の勧誘を促進する.
 B 隔月理事会を開催する.
 C エストニア共和国大使館との情報交換.
 D エストニア訪問の旅を企画実行
 E 東京、札幌支部と本部との密接な連携を図る.
 Fエストニア日本協会(Tallinn市)及びTartu日本協会(Tartu市)との情報交換.
 G TAMMを継続発行する.
 H エストニアに関する講演会を行う.
 I日本・エストニア友好協会のホームページを開設する.
 J 法人格取得に関する調査研究.
 K桜募金は継続して、桜基金として活用する.
 L釧路市の国際交流団体と情報交換、連携を図る.
 Mその他、日本とエストニアの友好のために必要な事業を行う.


 東京支部会員と釧路本部会員 釧路湿原にて 1999.6.25

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   ● HomePage開設のお知らせ●

待望の日本・エストニア友好協会のホームペ  ージが遅ればせながらようやく開設の時を迎 えました。まだまだ工事中の箇所も 多々あり ますが、エストニアとの友好の拠点となるべ く活動して参りますので、末永くよろしくお 願い申しあげます。会員の希望やご意見を反  映できる箇所も設けてありますでの、ご 利用 下さい。1999.6
尚、ホームページアドレスは下記になります。    http://www2.marimo.or.jp


17日発行の新聞記事

左から
ユリ園長、タリン副市長、藤井大使

桜の苗木贈呈・植樹セレモニー開催される
--- Tallinn Botanic Garden ---
5月18日のエストニアの新聞記事要約

エストニアに関心を持つ300人の日本人のおかげで、タリンとタルトゥは、昨日200本の桜の苗木をもらった。それらはエストニアの気候に慣れた後、街中の新しい場所で成長していく。桜を贈るというアイデアはヤルヴェオツア高校で日本語を教えていた山本英二氏の夫人のもので、夫人の呼び掛けに応えて北海道に住む300人の日本エストニア友好協会のメンバーが募金を集め、200本の苗木の購入とエストニアへの輸送を計画した。エストニア日本協会長のヘイキバラステ氏によると、150本の桜はタリンにそのまま残り、50本はタルトゥの植物園へ行き、2年後にタルトゥ市街に植えられる。植物園の園長のユリ・オット氏は、植物園が贈り物をもらうことはそうあることではなく、純潔さと情熱を象徴する桜が日本から贈られたことに大変喜んでいる、自然は全世界の人々を一つにする、日本の国の木がエストニアに寄贈されたということは、エストニアと日本の良好な関係を強調するものだ。と述べた。タリン植物園への桜の木は日本側を代表して藤井大使から贈呈された。

 左写真・17日Tallinn Botanic Gardenでのセレモニー
    出席者 藤井大使
    Tallinn副市長 HEIGO KALDRA 氏
    Tallinn Botanic Garden園長ユリ・オット氏
    Tartu副市長


   Heikki Vallaste氏      手 紙

     エストニア日本協会のメンバー

 Heikki Vallaste氏からの手紙

親愛なる中村会長、日本エストニア友好協会の皆様、そしてこの度の桜プロジェクトに関係された皆様,、young Sakura treesという、あなた方の素晴らしい贈り物に心から感謝申し上げます。苗木は1999年5月3日にタリンに届きました。Tallinn Botanic 植物園の専門家によると、200本の苗木は全て非常に良い状態であるとのことです。公式な引き渡しと植え付けのセレモニーは1999年5月17日にTallinn Botanic植物園で執り行われました。このセレモニーの新聞記事とその模様を撮ったいくつかの写真を同封しますので見て下さい。私達は2、3年のうちにエストニア国民やエストニアを訪れる人達がタリンやタルトゥで、桜の木に咲く美しい桜花をエンジョイすることが出来ることを楽しみにしております。

    エストニア日本協会を代表して

      親愛なるあなた達へ

       ヘイキ バラステ

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