TAMM N0.11 2002.8
-----------------TAMM No.11号トピック-------------------
@ 第11回日本・エストニア友好協会定時総会開催
A 定時総会資料
・平成13年度事業報告
・平成13年度決算報告
・平成14年度予算案
・平成14年度事業計画案
B タルトゥ大学 宮野恵理さんから桜メール届く
C 桜基金バザーを釧路ジャスコ前広場で開催
D 特集 「日本篠笛とJazzベースの夕べinタリン」
-------------------------------------------------------------



第11回 日本・エストニア友好協会定時総会 2002.5.25 七人の小人
当協会の平成14年度の総会が、5月25日(土)恒例の「七人の小人」で行われ、東京支部より9名、札幌支部1名、特別参加1名の総勢41名の出席で開催された。会長挨拶に引き続き、各報告事項、計画事項を報告した、今回も東京支部の活発な事業報告が村山会員からさなれた。今回は役員改選であったが、現会長留任が満場一致で決定し、各理事も引き続き今年度も継続することになった。監事については、佐藤女史の健康上の理由により、中井女史に変更になった。総会終了後は、和やかなムードで懇親の席になり、夜遅くまで楽しんだ。

定時総会資料
平成13年度事業報告
2001 7/3 第17回理事会 ホテル山水
9/18 第18回理事会
10/19 第19回理事会
11/1 第20回理事会
11/4 エストニア講演会 まなぼっと
12/21 第21回理事会 ホテル山水
2002 2/24 ボーイスカウト交流会 福祉センター
4/11 第22回理事会 ホテル山水
5/17 第23回理事会
5/25 第11回定時総会 七人の小人
平成13年度決算報告
一  般  会  計
収  入 支  出
年会費 232,000 事務費 25,160
法人6件 通信費 40,073
個人101件 総会費用 267,000
雑収入 261,074 会議費 12,000
総会会費 251,000 渉外費
(北方圏・慶弔費他)
77,000
利息 74
前期繰越金 464,264 事業費
インターネット経費
エストニア講演会
134,792
58,112
76,680
合計 957,338
雑費 5,859
合計 561,884
次期繰越金 395,454
桜基金残高 474,915
平成14年度予算案
一  般  会  計
収入 支出
年会費
法人会員
個人会員
300,000
200,000
100,000
会議費 20,000
事務費 80,000
通信費 150,000
雑収入 出張費 80,000
繰越金 395,454 事業費 100,000
合計 695,454 予備費 265,454
合計 695,454
平成14年度事業計画案
1.会費納入の円滑化を図る。
2.会員(個人会員、法人会員、特別会員)の勧誘を促進する

3.隔月理事会を開催する。
4.エストニア共和国大使館との情報交換。
5.
エストニアから工芸職人を招聘の準備。
6.東京、札幌支部と本部との密接な連携を図る。
7.Estonia日本協会(Tallinn市)及びTartu日本協会(Tartu市)との情報交換。
8.TAMMを発行、ならびにホームページの充実を図る。
9.協会設立10周年記念事業を行う。
10.桜募金は継続して、桜基金として活用する。
11.釧路市の国際交流団体と情報交換、連携を図る。
12.その他、日本とエストニアの友好のために必要な事業を行う。


総会翌日の集い(東京支部会員と共に)
左のお花は「えんれいそう」


協会の歩みに戻る



------------------------------------------------------



   タルトゥ大学 宮野恵理さんからの桜メール

54日午前11時より、タルト大学植物園にて桜の植樹式が行われました。
主催は一応タルト日本協会になるのだと思います。タルト日本協会から招待状が来ましたから。
出席者は、長谷川臨時代理大使、ヘイッキ・タンム植物園園長、ヘレ・エヴェラウス タルト大学副学長、マルグス・ハンソン タルト副市長、タリンのヴァラステさん、その他協会関係者などでした。全部で30人ちょっといたと思います。上記の方々がそれぞれ簡単なスピーチをしたあと、実際の植樹になりました。植物園側が既に穴を掘っていたのでそこに苗木を入れて土をかけるだけでしたが、5本あったので結構わいわい楽しそうでした。気温が20度を越え、天気がとてもよかったのも幸いしました。
植樹が終わった後はピクニックということで、タルト日本協会がスポンサー(タルトのトヨタのディーラーだったようです)の協力で用意した簡単な料理や飲み物などを手に、歓談となりました。

タルトに寄贈された苗木は50本でしたが、そのうち現在まで育っているのは38本です。その38本のうち5本を今回植樹式として植物園に植えました。
残りがどのように配分されるのかについては、タルト日本協会にもう随分前から聞いているのですが、未だに返事がありません。返事がありましたらまたお知らせします。
タルトの桜のうち、10本ぐらいには今年の春花がついたそうです。いくつか花がついた、という程度だったらしいですが、ほとんど真っ白なエストニアの桜よりもピンク色で、咲いた時期はエストニアの桜よりも早かったそうです。
エストニアの桜はそろそろ満開を迎えているのですが、私は、日本の桜が咲くとすればエストニアの桜と同じ時期かと思っていたので、花は見逃してしまいました。でもエストニアの桜よりも咲くのが早いと分かりましたので、来年はうまくみられるかもしれません。
タリンの苗木は、ヴァラステサン曰く、まだまだ小さくてあと23年は経たないと植替えはできないとのことですが、昨年の夏山本先生の奥様達と見に行った時には、タルトと比べてそんなに大きな成長の差があるようには見えませんでした。まあもう少し大きくして本格的にしっかりしてから植えるのかもしれませんが。
とりいそぎ、桜の植樹式の報告でした。近日中に写真も送ります。

      エストニア タルトゥより 宮野恵理


           友好のさくらプロジェクトへ
    協会の歩みに戻る            友好のさくらプロジェクトへ

     桜基金バザー盛況に終わる        
日釧路市ジャスコショッピングセンタにおいて会
員から寄贈していただいた品物を日本エストニア友好協
会主催の桜基金バザーとして出品した。多くの釧路市民
が来場し約
4万円の売り上げがあり、ESTONIAに桜を送
る基金の一部にすることになりました。


バザーへの会員の皆様の寄贈に感謝申し上げます。



特集
タリン・フィルハーモニック協会の招待で当協会東京支部が全面的に協力して、厳寒のエストニアでコンサートを開催した。
世界遺産にもなっているタリンの旧市街にあるニグリステ教会にて篠笛演奏家の鯉沼
行さんがパートナーの金子由美子さんと共に、JazzBaseの森泰人さんとコラボレーションを行い、大好評を得た。
また、タルトゥ大学では、日本語教室を親善訪問後、篠笛公演を行い大学関係者を大いに魅了した。

ニグリステ協会コンサート

タルトゥ大学の日本語教室の皆さんと共に!
          1月30日当地エースティ・バェヴァレフト(日刊)掲載記事
「黒澤映画の音楽を手がけたこともある日本人音楽家、エストニア聴衆を魅了」     イゴル・ガルシュネック氏(音楽評論家)

今回のコンサート「Diplomatics Notes:日本」は2部から構成されていた。第1部では篠笛が中心となり、一方ジャズを意識した第2部では、主にコントラバスをメインとされていた。1部と2部の間には、スライドを使ったプログラムが組まれた。ほの暗い教会でのスライド上映は、日本の歴史的な建築芸術や美しい自然の紹介をより効果的に盛り立てていた。コンサート第1部は、全体的に古典的な雰囲気をかもし出していた。篠笛で演奏されたメロディーの一部は、数百年前のフォークロアに見られるものであり、あえて現代風にアレンジせず演奏された。これが、結果的に洗練された優美な趣を与えていた。例えば、「武田地方の子守り歌」では、2つの笛が単旋律で演奏されたが、その際、1人が、もう1人よりほんのわずかに遅れて音を奏でていた。これにより、笛の音が、まるで山の中でこだましているように聞こえてきて、いわゆる「自然の共演」の演出と言えるであろう。特に、鯉沼広行の巧みな演奏技術は注目された。篠笛の旋律をアラベスクのように作り上げ、わずかに吹き超えして4分音ほどのわずかな音程の抑揚をつけていた。吹き越え技法に関しては、伝統的な能楽の音楽では、非常に現代的に響いてしまうこともあったが、篠笛の音色はとても高音なため、なんの音響装置を使わずに、教会全体に響き渡った。    以下省略
演奏曲目
第一部)
篠笛二重奏

あららぎ
京の夜
古城の月
桜に寄す
乱曲
春の舞
小諸馬子唄
まほろば
竹田の子守唄
第ニ部)
ベースソロ
ベースと篠笛

東福寺の秋
待ち草
さくら
即興演奏
エレルヘインと共に

あかとんぼ
鯉沼廣行 横笛演奏家(篠笛・能管・龍笛)
芸術村 財団法人妣田豊原塾講師 
朝日カルチャーセンター講師 横笛会代表
1967年   国立音楽大学卒業
1968年  1977年 横笛による第1回リサイタルを梅若にて開催、黒澤明監督映画「乱」、NHK大河ドラマ「花の乱」の横笛と演奏を 担 当。奈良・談山神社にて大化改新1350年祭に出演。厳島神 社にて 1400年祭に出演。その他ヘルシンキ・モスクワ・ボドリス ク・サンフ ランシスコ・ブルガリアなど海外公演多数。

エストニア日本大使館とタリンフィルハーモニックの要請に快く応じてくれた鯉沼さん金子さんそして森さんありがとうございました。企画・連絡など裏方として活躍した荒井さん村山さんはじめ東京支部の皆さんに深く感謝申し上げます。
日本エストニア友好協会 会長 中村正利

 鯉沼廣行http://www02.u-page.so-net.ne.jp/pb3/koinuma/koinuma.html
 森 泰人
http://www.music-net-jp.com/morimusic/
協会の歩みに戻る

 この度の演奏ツアーについての詳細はTAMM通信東京版(No.13)に掲載しております。