エストニア講演会 
2001年11月4日 釧路市生涯学習センター
エストニア共和国が独立した翌年の1992年に、日本エストニア友好協会が設立され、今年で10年目を迎えております。この間、3度のエストニア訪問の旅を挙行し、訪問するたびにエストニアが近代国家に向けて大きな変化をとげているのを感じます。

訪問の旅をきっかけに、エストニアに多くの友人達ができ、多くのエストニアの人々にも日本へきていただいております。

近年、エストニアがその自然環境が北海道によく似ていることから多くの研究者が来道する機会が増えており、その度に当協会は、来道されたエストニアの人々との交流を行い、お互いの親睦を深めています。

過去の長い苦難の時代から独立し新しい時代を迎えたエストニアは、まだまだ多くの人には見知らぬ国ということで、そこには、独立の起爆剤となった音楽や手付かずの自然、さらに、争いを好まず、自然を愛するエストニアの人達が新しい国つくりのために努力をしております。そういうエストニア共和国を日本の皆様にもっと知っていただきたく、今回、日本にあるエストニア共和国大使館の臨時大使、また、エストニアの文化中心都市TartuにあるTartu大学教授をお招きし、エストニアの生活、文化、自然、風土について語って戴くことにいたしました。これを機に、穏やかな自然、穏やかな人々の住む国、エストニアを堪能して下さい。
講演者


現職 在日エストニア大使館臨時代理大使
演題 『エストニアの生活と文化』
1966年 7月30日エストニアに生まれる 35歳
1992年 Tartu大学卒業 学士号極東の歴史と政治
1992年〜1994年 日本・中国・モンゴルの事務官
1994年〜1995年 外国政治部門を管轄する省のアジア・アフリカ 南アメリカ担当局長
1995年〜1998年 在モスクワエストニア大使館参事官
1998年〜1999年 外国政治部門の参事官としての欧州安全保障機構(OSCE)責任者
1999年〜2000年 在日エストニア大使館 参事官


現職 Tartu大学教授
演題 『エストニアの自然と風土』
1954年 1月11日エストニアに生まれる 47歳
1977年 Tartu大学卒業 自然地理学博士
1977年〜1991年 Estonia農業大学土地改良学部
1991年〜1992年 Tartu大学地理学部長 準教授
1992年〜1998年 Tartu大学地理学研究所長 教授

●自然環境下での実規模の人工湿地による排水浄化の研究経験が豊富であり、広く理論に通じている。


現職 Tartu大学地理学研究所 上級研究員

   映像紹介
1962年 9月17日エストニアに生まれる 39歳
1986年 Tartu大学卒業 自然地理学学士
1999年 Tartu大学景観生態学・環境保全学博士
1986年〜1988年 水質管理局 水質検査官
1988年〜1992年 環境研究・設計会社ELVI-AQUQ研究員
1992年〜1997年 Tartu大学生態工学センター部長
1995年〜1999年 Tartu大学地理学研究所博士過程

●自然環境下での実規模の人工湿地による排水浄化の研究経験が豊富であり、特に現地での解析、施工に長じる。

協会の歩みへ戻る