「把瑠都」関に会いに”大相撲ふらの場所”へ突撃訪問記!

日本エストニア友好協会 把瑠都応援団 団長 上田とくろう
 突然!、耳に当てていた受話器から、「ばあるとです・・」・・? エッ!ホント?
再び・・「バアルトデスー」。・・・・・(ワォ!)私は思わず、「バルト関ですかー!」

私の把瑠都関との会話はこの1本の電話から始まったのだった。
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 北海道巡業が富良野で行われることを知ってから、絶対に把瑠都に会おうという目的をたて準備をしてきた。そしていよいよ8月6日(日)私は午前の行事をこなし、女房を車(カローラバン)に乗せ一路「新富良野プリンスホテル」へと向かった。

 女房手作りのオニギリをほおばりながらの旅......新鮮でもあり、普段なかなか面と向かうことが出来ない毎日なので、女房の話を聞くことは面倒でもあるが、今回は何としても「把瑠都」に会うためには心強い助っ人の女房が私には必要だったのだ。
 私は運転も得意ではないし、道も不案内ですぐ迷う。この解決にはナビゲーター役が必要の条件なのです。その通り何度か眠たくなる私を激励の言葉と難題とプレッシャーとで事故も起こさず約240kmを走りぬけ富良野市内へ到着したのは午後5時半。「新富良野プリンスホテル」を捜しホテル前に着くと同時に朝青龍、千代大海、魁皇、琴欧州などの関取衆がバスから降りてくるところでした。


 夕方、未だ暑い熱帯夜に居る感じでしたが。女房を引き連れ「把瑠都」を捜しますが何処にも彼はいません。ホテルの部屋に入り早速フロントへ電話し「把瑠都関は来てますか?」・・ 
「私どものホテルには宿泊していません。何処のホテルに泊まっているのかもわかりません。」との返事。冗談じゃない!ここで終わって明日の巡業だけを見て釧路に帰る訳には行かない。日本エストニア友好協会の仲間から把瑠都の応援団長を頼まれ、二つ返事で引き受けた私が、皆に合わせる顔がない。

    冷静に考えようー打開策をー 〜「クールヘッド・ウォームハート」
 そうだ!森一彦元釧路プリンスホテル支配人に紹介されていた新富良野プリンスホテル総務課の渡辺氏に電話しよう。電話をしたところ、渡辺氏は親切に、関取衆は分宿して泊まっているので富良野市内をあたってみましょうと言われ、待つこと5分。「把瑠都関の宿泊先が解りました」との電話。

 そこで、さっそく調べてもらった「ニュー富良野ホテル」に電話して把瑠都が泊まっていることの確認をしようと思い、電話をした、「把瑠都は泊まっていますか?」と聞くといきなり、把瑠都の泊まっている部屋につなげられてしまった。そこで序文の電話回線になったのです。こうなったら引くに引けず、エーイと心の中で掛け声をかけ、、把瑠都本人に今日これから会いたい旨伝えると、な、な、なんと!OKということになった!
        ヨォーシ!把瑠都に会うぞー!
「ニュー富良野ホテル」へタクシーで岡田事務局長と女房と3人で直行。ホテルについてみると、ロビーで「把瑠都」関と付き人の幕下「白石」さんは待っていてくれました。
午後8時30分過ぎ、身長197cm、体重164kg、白い肌と人なつっこい優しい目元。日本語ペラペラ。
 「把瑠都関、私は日本エストニア友好協会の仲間で作った把瑠都応援団の団長です。」
「応援がっちりしてるからね!」「寂しくないかい!」「エストニアにはいつ遊びにいくの?」「早く三役昇進してね!」・・・把瑠都はシャイなのかただニコニコしながら口数少なく応えてくれる。
 自分で質問をする度に両肩に力が入っているのを感じました。イイ男・好青年〜スポーツに国境はないよ。素晴らしい。ホントに!「把瑠都」のサイン4枚書いて貰いました。把瑠都の名入り「浴衣」反物で5,000円。初めて作成されるそうです。皆んな買いましょう。30分ほど談笑し、明日の巡業頑張って下さいと別れました。〜会えて良かった〜
そしてわざわざ時間を割いてくれて!ありがとう把瑠都関!

 帰りのタクシーでまだ夕食を取っていない自分たちに気づき、鮨屋で乾杯!!日本酒が旨い。冷たい酒がほてった肌にここち良い。〜富良野まで来て良かった〜。
大相撲ふらの場所 2006年8月7日
 翌朝 何時もテレビでしか見ていなかった日本の国技 大相撲を目の前で見れる。富良野スポーツセンターにの会場は1000人以上が入って満席の状態、自分は升席で女房と二人、岡田は桟敷のいい席、それでも10mくらいの目の前に土俵がある。

 力士の土俵入りが始まった。バイキングの帽子の絵柄が縫いこまれた化粧回しをつけた把瑠都が土俵入りを行う、前の方では岡田が、自分もエストニアの国旗を振って応援する。土俵入りを終えた把瑠都を追いかけ、握手をして、写真をとる。

いよいよ相撲が始まり、把瑠都は因縁深いロシア人力士 露鵬との取り組み青黒白のエストニア国旗がちぎれんばかりに振りながら
「ガンバレーバルトー!」「エラグー、バルトー」
その応援がきいたのか、把瑠都が勝ったー!


それにしても、テレビで見るとは大違いで、ほとんどの力士が180cmをはるかに超える大きな身体がすんごい勢いでぶつかり合う姿は非常に迫力があるものだ。

9月から東京国技館で9月場所がある。9月場所は、なんとしてでも優勝争いに食い込んで三役を狙おう。ガンバレー把瑠都!

ちなみに、9月場所の番付で、東前頭筆頭が把瑠都で、西前頭筆頭が露鵬だった。


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