TAMM通信東京版 No.29 2007.4.18

春爛漫、花々が美しい季節になりました。半年振りの通信ですが、昨年秋からの活動報告及びお知らせです。
活動報告
①エストニアG・A・M書道展開かる。
昨年11月3日から31日まで、タリン市内のビジネスセンター(日本大使館のあるビル)のギャラリーにて、愛知県の書道家の皆さんの作品(書道29点、写真4点、絵画1点)を集めた書道展が開かれました。以下東海愛知新聞に掲載された、G・A・M(グローバル・アーティスト・ムーブメント)グループ代表神谷寿広さんのレポートの抜粋です。

・・・到着寸前の上空からの眺めは、一面の雪景色でした。それを見て「はるばる北欧に来たのだなぁ」と思う反面、「よーし、書道展を成功させてやるぞ!」という気持ちが昂ぶってきました。・・・そして11月3日を迎えました。午後5時からのオープニングパーティには、エストニアの芸術家や政府関係者、教育関係者、報道機関など約百人の参加をいただきました。清水エストニア大使と朏(みかづき)G・A・M実行委員長のスピーチで始まり、我々の紹介も終わったところで、いよいよ書の実演となりました。用意してきた羽織に着替えると、バケツに墨汁を注ぎ、長さ60センチの極大筆の筆先たっぷりと染み込ませて「花」「龍」「把瑠都」の3点を一気に書き終えました。そのとたん、拍手喝采。「ブラボー」の歓声が止みませんでした。「エストニアに来て、本当に良かった!」我々も歓声をあげました。「書」というものが少しでも理解していただけたなら。両国の親善に繋がるものと強く確信しました。実演を終えると、余興で『安来節』と『河内男節』を披露しました。殊に『河内男節』は、和服姿の女性4人を先頭に踊りの輪が二重三重と大きくなり、エストニアと日本の心が一つに結ばれたような感じがしました。・・・(中略)・・・2日目の11月4日はエストニア国立芸術院を訪問しました。ここにも諸道具を持参し、小学校の先生20人と子供達に書道の実演とその指導をしました。
教室に入るや否や、先生方と子供達の大きな拍手で迎えられました。先ずは書に馴染んでもらうため、筆で簡単なタテ線やヨコ線、そしてマル(○)から始めました。続いてひらがな、カタカナ、エストニア、日本を書いてもらいました。先生よりも子供達の方が自由に楽しく書いているようでした。・・・我々は、両国の芸術家、市民との交流を通じた友好親善と日本文化に対する理解促進の足がかりになればと深く願う次第です。
②指揮者 トヌ・カリユステ氏来日
合唱指揮の巨匠と呼ばれる、トヌ・カリユステ氏が、スウェーデン放送合唱団とともに来日し、12月6日、東京オペラシティにてモーツワルトとフォーレの2大レクイエムを演奏し、聴衆を魅了しました。演奏終了後、村山副支部長、西川さん、事務局荒井がカリユステ氏を楽屋に訪ね、2004年の合唱祭以来の再会を楽しみました。
③平成19年新年会開催さる。
大相撲春場所中の去る1月12日、把瑠都関の取組みを見てから把瑠都関なじみのロシア料理店で新年会をという企画でしたが、残念ながら把瑠都関が4日目で左ひざを負傷、休場という事態になりました。把瑠都関の取組みはありませんでしたが、相撲観戦を大いに楽しんだ後、珍しいロシア家庭料理を堪能しました。
お店のマスター夫妻にも大いにサービスをしていただきました。大勢の皆さんの参加ありがとうございました。写真をYahooフォトに載せてありますので、ご覧下さい。
エストニア友好協会Yahooフォトページ
http://photos.yahoo.co.jp/eestinet 
④G・A・M公募展にエストニアの作品展示。
3月上記G・A・Mグループの公募展が愛知県豊田市美術館で開催され、ルッツ在日エストニア領事とともに吉野東京支部長、事務局から荒井が会を代表して観覧しました。会場にはタリンでの思い出を描いた絵画はじめ日本画、洋画、工芸、彫刻、書、写真、盆栽など公募作品81点が展示されたほか、昨年のエストニア訪問を記念してエストニアのアーティストと子供達の作品12点が展示され、エストニアの子供達の力ある作品に注目が集まっていました。観覧後、神谷寿広さんのご案内でNHKドラマ「純情きらり」の舞台になった八丁味噌カクキューの工場を見学させていただきました。タリンでの書道展はじめエストニアとの交流を進めてこられた神谷さんはじめグループの皆さんのご尽力に感謝いたします。
尚、G・A・Mは2008年秋にエストニアで再び工芸展を開催する予定です。
作品はエストニア友好協会Yahooフォトページで見ることができます。
エストニア友好協会Yahooフォトページhttp://photos.yahoo.co.jp/eestinet 

お知らせ

①東京支部総会のお知らせ
平成19年度東京支部総会を下記の通り開催いたしますので、ご参集下さい。審議に先立ち兵士絵18年度収支決算報告及び監査報告、活動報告を総会資料としてお送りします。尚、出欠を5月7日までにお願いします。また、当日ご出席いただけない方は委任状を5月11日までにFAX048-477-5777または
E-mail hidea.ee@mbo,nifty.comに送付下さい。

日 時:平成19年5月12日(土)17:30~18:00
場 所:リストランテ・シャーク          
東京都豊島区目白3-5-11電話03-3952-4974
http://www.shark-1970.com/mejiro/
尚、総会終了後同会場にて懇親会を行いますので、多数の参加をお願いします。
時 間:18:00~20:30
会 費:5,000円    
申込み締切り:5月7日         

②卒業と受賞おめでとう 秋場敬浩さん
会員の秋場敬浩さんが、3月、東京藝術大学ピアノ科を首席で卒業、名誉ある「安宅賞」と「アカンサス音楽賞」の2賞を受賞なさいました。秋場さんは藝大入学前からエストニアの作品に興味を持ち、当友好協会に入会、2003年(大学1年)の忘年会や2005年エレルヘイン来日交流会では素晴らしい演奏を披露してくださり、将来有望なピアニストとして当協会も大いに期待し応援しています。当日の演奏、交流の模様は友好協会HP内、TAMひろば、TAMMNEWS TOKYO,No.20とNo.26でご覧になれます。
秋場さんは、同じく会員のピアニスト吉岡裕子さんとともにエストニア・ミュージック・プロジェクトを3年前に立ち上げ、シサスクはじめエストニアのピアノ作品の普及に努め、タリンに本部を置くトゥビン協会の会員でもあります。秋場さんの演奏は、藝大定期演奏会「新卒業生紹介演奏会」で聴く事ができます。定評ある演奏会ですので、早めのチケット購入をお勧めします。
  ・日 時 平成19年4月26日(木) 18:30開演
  ・場 所 東京藝術大学 奏楽堂
  ・入場料 1,500円(全席自由)
  ・チケット扱い チケットぴあ・東京文化会館・藝大アートプラザほか
詳しいことはhttp://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/2007-0406-1724-14.
html 
その他
平成19年度会費を下記に納入をお願いいたします。尚、平成17年度に遡り未納のある方には別途お知らせをいたしますので、同時にお振込下さいますよう、よろしくお願いいたします。
平成19年度会費 2,000円
銀行口座 みずほ銀行渋谷支店 普通預金 3363752
口座名義 日本エストニア友好協会東京支部 代表アライヒデコ
郵便局 10110-6-4707751 口座名義 同上
新入会員
坂本 桂さん(神戸市) 布施茂子さん(東京都) 高橋邦之さん(東京都)