世界無形文化遺産に指定されたエストニア音楽祭の舞台裏
2003年の世界無形文化遺産に指定された「エストニア音楽祭」について、国内で熱い議論が巻き上がっている。回を重ねるごとに規模が大きくなり、それにかかる経費も莫大なものとなっている状況下、その存続に対し国民の間で様々な議論が噴出している。
●莫大な経費がかかる音楽祭であれば、いっそのこと止めてしまえばいいのではないか。
●どんなことがあっても継続すべきだ。我々から音楽祭を取り上げてしまったら一体何が残るのか。
●規模を縮小しても良いから、経費に見合った音楽祭にすべきだ。
また、年金生活者等、音楽祭に行きたくても行けない人達のため、音楽祭入場チケットをもっと安くすべきだ、との意見もあるが、音楽祭及びダンスフェスティバルに直接参加する人達は、宿泊費・食費は全て自己負担となっており、参加して歌い、踊る人達とそれを観る人達が一体となるべきとの観点から、その人達の間での金額面での格差を付けることはできないとの判断から、チケットを安く、という結論をなかなか出せないのが現状である。(エストニアの新聞記事より)
  TAMMひろば