ヨーロッパをはじめ世界の音楽ファンにその高い音楽性が評価されているエストニアを代表す
     る室内合唱団。1986年アン・ラス・トレイマンの指導で結成された。

釧路市文化会館でのコンサート風景
国際室内音楽フェスティバル「タリン'88」ではグランプリを獲得。その卓越した技量と芸術性、そして大変ハードな練習に裏打ちされた独創的な音楽性は、幅広い人気を集めている。

またこれまでイデオロギー的な理由から知られる機会に恵まれていなかったが、1991年旧ソ連邦より独立後、にわかに注目を集めるようになった世界的傑作とされるエストニア聖歌音楽を録音する一大プロジェクトに参画するなどめざましい活躍をしている。
 この合唱団はエストニアを代表する作曲家アーマス・シサスクをはじめ同じくエストニアの合唱音楽芸術家のルドルフ・トピアス、シラリス・クリーク及びヴェルヨ・トルミスなどの合唱作品を発表。その実力の程を披露した。また、バロック音楽のD.スカラッチ、ガルッピ、ブクステフーデ、J.C.バッハなどの作品にも挑戦。合唱ファンばかりでなく多くの音楽愛好家からの支持も得ている。