「把瑠都大関昇進披露宴並びに尾上部屋新築落成祝賀会」
出席報告 把瑠都私設応援団 団長上田徳郎

 過日、尾上部屋から、把瑠都大関昇進披露宴並びに尾上部屋新築落成祝賀会の招待状が届きました。日本エストニア友好協会の役員と相談したところ、是非にでも参加しようということになり、6月12日(土)東京グランドプリンスホテル新高輪 大宴会場「飛天」にて午後4時より、把瑠都大関昇進披露宴と尾上部屋新築落成の二重の慶事に招待され、副団長の佐藤誠氏、団員の杉本彰一氏、岡田洋一氏と共に日本エストニア友好協会の皆さんのご理解をいただき出席しました。
グランドプリンスホテル新高輪では1000人以上の出席者で日本相撲協会武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)、横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長、尾上親方などのスピーチがありましたが、審議委員会の鶴田委員長が「(琴欧州)とどちらが先に横綱になるか、賭けの対象になる」と発現したのは、相撲界が賭博問題で渦中にあるのに場の読めない脱線ジョークで、武蔵川理事長は苦りきった顔を上げることはありませんでした。

横綱白鵬、大関把瑠都、琴欧州、日馬富士、魁皇、琴光喜が揃っての鏡開きは豪華で素晴らしく、新大関把瑠都の門出にふさわしいものでなかなか見ることの出来ない貴重な鏡開きの体験でした。温度差15度もあり暑い東京でしたが貴重な体験と同時に今度は是非横綱昇進時に再度上京して多くの団員とお祝いしたいと心から思ったものでした。引き出物は「平成22年度夏場所番付」「日本酒」「盆と猪口(山中塗漆器)」でした。


<新築尾上部屋>訪問   ・・・・・「把瑠都」が釧路に!

6月14日(月)東京は雨でしたが、宿泊したホテルのロビーにて、朝、東京スポーツ新聞社の小原太郎記者から取材を受け話し合っていたところ、15日に把瑠都、奥さん、お母さんがエストニアへ凱旋する予定になっている事を知り、急遽一人で尾上部屋を訪問することにしました。全くコンタクトを取っていない直撃訪問ですが、良かれと思った事には実行を優先させるのが私の信条でもあります。品川からJRで五反田、東急池上線に乗り換え池上駅にて降車。タクシーで新築尾上部屋へ、鎮台的なコンクリート仕上げの4階建でした。

思い切って玄関を開けますと、ナント、そこに居たのは新大関把瑠都です。取材を受けていましたが、すぐ私の顔を覚えていて“親方に会いに来たのですか?”と質問されました。“親方にも把瑠都関にも会いに来たのです。”と言いました。エストニアへの帰国も賭博問題で禁足令が出ていて、奥さんとお母さんだけで15日に帰国されるということです。把瑠都も凱旋できず残念だったでしょう。

 親方が外出中で、2階に案内され把瑠都関と二人で膝を交えながら小1時間位話し合うことが出来。私設応援団の経緯や歴史、日本エストニア友好協会のこと、釧路のことなどを話し、何としても一度把瑠都に釧路へ来てもらいたい旨を話し、ノガミビデオさんが作成してくれたDVDと共に我々私設応援団の熱き思いを伝えました。

把瑠都は人なつっこい笑顔を見せながら手帳を取り出し。8月の東北巡業予定が8月5日から出発し、8月6日新潟魚沼、7日新潟、8日福島、10日秋田、11日北秋田、12日青森で終了となる。13日から15日まで空白予定を釧路行きに考えてくれる約束をしてくれました。(早速準備にかからなければ-------)

横綱白鵬関が滝川市の観光大使を13日に委嘱されました。把瑠都関にも釧路市の観光大使、ファイン大使、スポーツ大使などを受けてもらい、釧路市の活性化と共に把瑠都関の横綱昇進を応援していきたい。釧路市と把瑠都関出身地エストニアとは以外に共通点が多いものです。エストニアは漁業、農業(酪農)、食品加工(魚の加工、乳製品)、木材等が産業の中心で湖、湿地も多く大小1000の湖が点在し、阿寒湖の「まりも」との共通した関係もあります。もう10年前に世界音楽祭(歌と踊りの祭典、2003年に世界文化遺産登録)へエストニアを訪問したことが今も私の心のやすらぎとして根付いていることは事実です。


把瑠都関 ガンバレ! ガンバレ!
文化も習慣も全く違う異国へ、たった一人でやってきたエストニア人
”把瑠都”
やさしくて力持ち、絶やさない笑顔で日本相撲の伝道師として、
明るい日本文化のリーダーとして、
そして日本とエストニアとの架け橋として。

把瑠都を皆で応援しよう!!!!
把瑠都私設応援団団長 上田徳郎  2010年6月19日